【もはや実写】多様なCGキャラクターを手軽に製作できる「MetaHuman Creator」

f:id:daijin-yasukawa:20210212021713j:plain

こんにちは。

 

安川大仁(だいじん)です。

 

映像技術が飛躍的に発達した昨今、CG映画やゲームなどのキャラクターが、実写と見紛うレベルまで進化してきました。

 

とはいっても、そういった美麗なCGモデルの製作には、多額のお金と、膨大な制作時間、そしてモデリングを担当する技術者の高い技術力が必要となります。

 

ですが、そのCGモデル製作の敷居が、高性能なアプリの開発によってかなり下がっています。

 

そんなアプリの中でも、先日発表された、CGモデル製作ツール「MetaHuman Creator(メタヒューマンクリエイター)」がかなり興味深いものでしたので、本日紹介したいと思います。

 

 

 

フォートナイト製作元が開発したデジタルヒューマン製作ツール

 

www.itmedia.co.jp

 

上記の記事で紹介されているのが本日紹介する「MetaHuman Creator」です。

 

「デジタルヒューマン作成ツール」と銘打たれているだけあり、かなり精緻なモデルが作成できるようです。

 

そのリアルさは、次の動画を見ていただければわかります。

 

 

この「MetaHuman Creator」で実際に作ったCGモデルが、実際にこのツールの説明をしてくれています。

 

驚くべきは、表情のリアルさです。

ほとんど実際の人間と遜色ない表情の動きをしています。

 

声は、おそらくこのモデルに合わせて声優さんが話しているのだと思われますが、まるで動画の先で人間が喋っているかのような気になる出来です。

 

 

Webブラウザで動作するため、高価なパソコンは必要ない

「MetaHuman Creator」の特徴は、その性能の高さだけではありません。

このツールが興味深いのは、専用のアプリではなくWebブラウザ上で動作する、ということです。

 

これほどのCGモデルを作成するのであれば、通常はかなりハイスペックなパソコンが必要となります。

 

ですがWebブラウザ上であれば、パソコン上ではなく、ツールを提供するサーバー側で画像処理を行ってくれるため、それほどハイスペックなパソコンでなくとも、ツールが動作可能となると思われます。

 

こういったツールが作られることで、リアルな造形を持つCGモデルが、プロだけでなく一般の人にも製作可能になっていくでしょう。

 

今後はリアルなCGモデルのメディア露出が増えていく?

こうした高性能かつ手軽なツールが作られることで、製作者側の敷居が低くなり、製作される数が増えて、バーチャルモデルがネットのメディアで登場する機会が増えていくでしょう。

 

www.wwdjapan.com

 

すでに、アパレル通販で有名な「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が、通販で販売する服を着用させるモデルとしてバーチャルモデルを採用するというニュースも報道されています。

 

この流れは、昨今の世界情勢を受けて更に加速していきそうです。

 

AIの進化も合わせて、自分が製作したリアルなCGモデルと会話を楽しむ、なんていうのも、遠い未来の話ではないかもしれません。