配達員に代わる?二足歩行ロボット『キャシー』
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
昨今、外出する機会が減り、家にいる時間が長くなった人も多いと思います。
僕自身も、以前に比べると外食の機会が減りました。
一方で、自宅にいる時間が増えたので、飲食の宅配サービスを利用する機会が増えました。
有名なところだと「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「DiDi Food(ディディフード)」などがありますね。
こういったサービスは、アプリを使って商品を注文すると、一定時間後に配達員の方が自宅に商品を配達してくれます。
この配達という仕事が、もしロボットによって可能になればどうなるだろうか。
そんなことをふと考えているところ、面白いニュースを発見しましたので、ご紹介します。
ダチョウのような歩き方が愛くるしい「Cassie(キャシー)」
本日紹介するのは、上記記事で取り上げられている二足歩行ロボット「Cassie(キャシー)」です。
このCassieですが、2017年に開発されていましたが、4年の月日をかけて改良され、1回の充電で5kmの距離を走り続けることができるようになりました。
2017年に公開されたCassieの動画と、2021年に公開された動画を比較すると、その進化が良く分かります。
こちらが2017年の動画。
対して、こちらが2021年に公開された動画です。
歩行スピードや安定性が明らかに増していることが分かるかと思います。
ここまで安定した歩行ができると、実用化も近いような気がしますね。
実用化すれば配達ロボットも夢ではない
このCassieが実用化すれば、この歩行技術を使って配達ロボットが開発されることも夢ではないかもしれません。
現在、配達ロボットはある程度実用化されているものがありますが、どれもが「車輪走行」のものばかりです。
例えば上記のサイトで紹介されている「DeliRo(デリロ)」も車輪走行の宅配ロボットです。
荷台部分に荷物を搭載し、自律的に荷物を運ぶことができます。
荷物を安定した走行で配達することができる一方、道路以外の悪路には弱いでしょうし、階段やエレベーターなどの屋内の障害物への対応も難しいでしょう。
その点、二足歩行の配達ロボットが実用化すれば、人間の配達員と同じ要領で屋内への配達をこなすこともできるでしょう。
もちろん解決すべき課題は多々あると思いますが、車輪走行のロボットに比べて実現可能性はかなり高いでしょう。
5年後には、二足歩行の配達ロボットが街中を闊歩しているかもしれません。
近未来はもうすぐそこですね。