新しいウェアラブル端末となるか?ゲーミングマスクの可能性
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
今、外出する時はマスクを着用するのが、もはや常識となりましたね。
数年前であれば、マスクといえば白い不織布のものばかりでしたが、今は黒や灰色、ピンクなど色も様々で、レースのついたものや鼻元をより高く見せるものなど、デザインも多種多様です。
そんな中、更に尖ったデザインと機能を持つマスクが商品化されています。
今日はそんな独特なマスクの紹介と、可能性について考察していきます。
オーバースペックなマスク『Razer Zephyr(ゼファー)』
上記リンク先で紹介されているのが、今回紹介したい近未来的マスク『Razer Zephyr(レイザー ゼファー)』です。
開発は、ゲーム用のマウスやキーボードなどのゲーミングデバイスで有名な『Razer(レイザー)』です。
ゲーミングデバイスらしく、このRazer Zephyrのデザインで一番目を引くのは、頬の部分にある発色する換気用ファンです。
このファンの発光色は、約1677万色から選んでカスタマイズできるというこだわりに仕様。
これだけ見れば、「一体誰が使うんだ?」と思われる方も多いかもしれませんが、僕はこのマスクの他の機能にこそ可能性を感じています。
次章ではその機能についてご紹介しましょう。
普通のマスクの課題を解決するゲーミングマスクの多機能さ
ちなみに、一般的な布や不織布マスクの欠点といえば
- 口元が見えない(表情がわかりにくい)
- 通気性があまり良くない(息がしにくい)
- 声がこもりやすい
- 肌荒れしやすい
といった点が上げられるでしょう。
これらの欠点を、このRazer Zephyrは解決できる可能性があります。
まず、Razer Zephyrの口元は透明な樹脂によって作られているため、装着者の口元が見えるようになっています。
更に、頬の部分の取り外し可能な換気装置によってマスク内に常に新鮮な空気が保たれるようになっています。
加えて、マスク本体内部にはマイクとアンプが内蔵されているため、装着者の声をしっかりと伝えることができます。
肌荒れについても、そもそもマスクが肌に密着しない構造のため、肌荒れ自体が起きにくい仕様です。
このように、従来のマスクの欠点を改善できるスペックを備えていることがわかります。
今後改良が進めば、低価格化&小型化し普及する可能性も?
とはいえ、多機能故にデザインは少々ゴテゴテしていて、決して大衆向けな形ではありません。
価格も、299ドル。日本円にすれば30,000円以上します。
現時点では一般家庭に普及はなかなか難しいかもしれませんが、今後改良が進めば、小型化によってよりスッキリしたデザインになり、もっと安価になる可能性はあります。
最近一般化しつつある、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンのように、人々の生活に寄り添うウェアラブル端末として普及する時も、そう遠くないかもしれませんね。
ハイテクマスクのプロトタイプとして気になるRazer Zephyrですが、発売前のテスト参加者を募集しているようです。
日本からも応募可能とのことなので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょう。