【新技術紹介】物体を透明化!光学迷彩が実用化の衝撃
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
僕はSF映画を観るのが好きなのですが、SF映画の中には、当たり前ですが未来技術が数多く登場します。
そんな中で、先日発見した記事で、とある未来技術が実用化したという内容がありましたのでご紹介します。
実用化に迫る『光学迷彩』
上記記事で紹介されている技術は、車のボンネットに、車のフロントより前の映像が映し出される、というものです。
これにより、ドライバーはあたかも、目の前に車体がないかのように道路を視認することができ、運転する際の死角を少なくすることができます。
死角が少なくなることで、視界不良による事故を未然に防ぐ事ができ、全体的な事故率低下が期待できる技術です。
そもそも、光学迷彩とは自然界のカメレオンやタコなどが背景と同化するために擬態する技術のことを指し、科学技術による利用はSF映画などのフィクションの中にしかありませんでした。
それでは、SF作品の中では光学迷彩とはどういうものなのか?
次の章でご紹介します。
SF作品の中に見る光学迷彩
前述した通り、光学迷彩とは自然界の擬態などの技術のことを指します。
SF作品の中では、主に軍事的な目的で使用されることが多い技術でもあります。
具体例を挙げていきましょう。
1つ目は、2017年に公開されたSF映画「ゴースト・イン・ザ・シェル(Ghost in the Shell)」。
この映画は、日本で有名なSF漫画ならびにアニメ作品である「攻殻機動隊」を原作としており、知っている方は多いかと思います。
この映画の中で、スカーレット・ヨハンソンが演じる日本の特殊部隊「公安9課」に属する草薙素子が、犯罪組織などへの潜入捜査の際に全身に光学迷彩を纏い行動するシーンが印象的です。
光学迷彩を纏うと、文字通り透明になります。まさに擬態能力ですね。
2つ目の映画ですが、かの有名なジェームズ・ボンドが主人公の007シリーズの名作「007 ダイ・アナザー・デイ」。
2002年に日本で劇場公開された、今から18年前の映画ですが、この作中に光学迷彩によって透明になる車が登場しています。
この車(アストンマーティン/V12ヴァンキッシュ)は、外装にいくつもの極小カメラを設置し、その光景を反対側の車体に投影させることで光学迷彩を実現しています。
この機能のおかげで、007の作中に登場するボンド・カー(ジェームズ・ボンドが作中で愛用する車はこう呼ばれます)の中でもひときわ異彩を放つスポーツカーとなりました。
公開当時は、「007もSFになってきたなー」と思っていましたが、今やそのSFに現実が追いついてきました。
感慨深いものです。
以上、光学迷彩が登場する映画2作品をご紹介しました。
他にも、実用化に至るSF技術が続々と発表されていますので、別の機会にご紹介します。