こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
皆さんは、テレビゲームはされますか?
僕は、昔からテレビゲームが大好きで、日常的に遊んでおりました。
自分で仕事をするようになってからは、仕事に集中して時間を使うようになったため、あまりテレビゲーム自体で遊ばなくなりました。
最近は、逆に放っておくと仕事のことばかり考えるようになってしまったので、意図的に頭の中を空っぽにしたい時などに息抜きとしてテレビゲームをプレイすることが多いです。
そんな中で、少し前にプレイして、そのストーリーの完成度の高さ、システムの巧妙さ、世界設定の綿密さに驚いた作品があります。
『Detroit: Become Human(デトロイト:ビカムヒューマン)』
ご存知の方も多いかと思います。
フランスのゲーム会社クアンティック・ドリームによって開発された、アクションアドベンチャーゲームです。
元々2018年にPS4版が発売されましたが、2020年の6月に新しくPC版がリリースされています。
この作品は、ジャンルとしては「アクションアドベンチャーゲーム」とされており、自動的に話が進むムービーのシーンと、プレイヤーが主人公を動かすアクションシーンに分かれて進行します。
また、ムービーのところどころで、主人公の行動を選択するシーンが現れます。
そこでプレイヤーが選択した行動によって、物語の展開が変わっていくのです。
ゲームとしての完成度の高さやストーリー展開の秀逸さで高い評価を受けたこの作品ですが、僕が特に興味深いと思ったのは、ストーリーにおける先見性の高さです。
まるで近い未来、本当にこういう世界が訪れるのではないか、というリアルな世界観とストーリーの展開が衝撃的でした。
今回は、この『Detroit: Become Human』の世界から、現実の世界でも起こり得るであろうポイントを紹介していきます。
※これ以降はネタバレを含むため、作品を未プレイの方はお気をつけください。
『Detroit: Become Human』に見る予言ポイント
1.アンドロイドによって人間の雇用が奪われる
これは、現実の世界でもここ最近特に話題になっていますね。
作中では、アンドロイドが一般家庭でも手に入るようになり、掃除や洗濯、子育てなどの家事を代行してくれています。
それによって、アンドロイドが代行できる仕事の人間の雇用がほぼなくなっているようです。
ストーリーの冒頭にある、アンドロイドに職を奪われた人たちによるデモが印象的です。
ですが更に印象的なのは、作中に登場するとある家庭の父親「ドット」の状況です。
彼は、アンドロイドに職を奪われ失業中であり、アンドロイドを疎ましく思っている一方で、家の家事をアンドロイドに任せているのです。
2.アンドロイドが感情を持つようになる
これもまた、SFの物語の中では定番の話題ですね。
実際、現実世界でも「技術的特異点(シンギュラリティ)」という言葉でも表現されているように、機械がいつか自我を持ち、人間を凌駕する時代が来るのでは、と予測されています。
作中では、意図は不明ですが、アンドロイドの製作者により、予め何かのきっかけでアンドロイドが感情を持つようにプログラムされています。
意図的であれ、偶発的であれ、このようにアンドロイドが自我を持つことも、もしかしたら将来ありえるかもしれません。
3.アンドロイドによる独立デモが起こる
2の項目に関連しますが、自我を持ったアンドロイドがやがて、人間からの独立を求めてデモを行っていく、という内容です。
作中では、比較的善良なアンドロイドにより、大規模な非暴力のデモ行進が行われます。
道具としてではなく、一つの生き物として自身を認識した存在の行動としては当然なのかもしれません。
作中では、このデモによって、人間側とアンドロイド側の対立が決定的となり、かなり手に汗に握る展開となっていくため必見です。
以上、『Detroit: Become Human』の紹介及び、予言ポイントまとめでした。
作品としてもそうですが、作品の中のテーマとしても、大変興味深い作品ですので、ぜひプレイしていただければ、と思います。