【新技術紹介】「DualSense (デュアルセンス)」に見るコントローラーの進化
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
もうすぐ、待望の新作ゲーム機、プレイステーション5が発売されます。
専用タイトルや、新たな新機能などが公開され、楽しみにされている方も多いかと思います。
僕自身も、最新のゲーム機とあって興味津々なわけですが、特に楽しみにしているのが、専用のコントローラー「DualSense (デュアルセンス)」の存在です。
この新作コントローラーに搭載される機能が今までにない画期的なものとなる、とのことなので、今回はそんな「DualSense (デュアルセンス)」の機能についての紹介と、昨今のゲーム機のコントローラーの進化から見る、コントローラーを始めとする入力デバイスの今後の方向性について語りたいと思います。
触覚でゲームの世界へ引き込むコントローラー「DualSense (デュアルセンス)」
上記の記事でも詳しく解説されていますが、プレイステーション5の「DualSense (デュアルセンス)」には、大きく二つの機能が実装されています。
一つ目が、「アダプティブトリガー」。
プレイステーションのコントローラーには、代々左右後方にLRトリガーボタンが配置されています。
銃のトリガーを模したそのボタンが今回はパワーアップし、ゲーム側の状況に応じてそのボタンを押す際の強弱が変わるようになっているのです。
例えば、ゲーム内でプレイヤーが銃を操作する場合、銃の種類によってトリガーの強弱が変わる、というようなことが可能になるでしょう。
その他にも、アイデア次第で様々な使い道が予想できる画期的な機能です。
二つ目が、「ハプティックフィードバック」。
これは、従来のプレイステーションのコントローラーにあった振動機能が進化したもの。
今まででは表現できなかった、ゲーム内のキャラクターの歩行する時の音の感覚や、ザラザラ、ズルズル、といった感触を振動を通じて再現することが可能になっている、とのことです。
この二つの機能に共通しているのは、「プレイヤーへの感触のフィードバック」。
基本的に、人間の持つ感覚は大別して五感として区別されており、今までのゲームは主に視覚と聴覚でフィードバックを行っていました。
「DualSense (デュアルセンス)」では、プレイヤーへの反応に、3つ目の五感である「触覚」も加えられています。
この流れは、実はプレイステーション5のデュアルセンスに始まった話ではなく、任天堂の「Switch」から導入されています。
このように、ゲームはプレイヤーへのフィードバックの情報量を増やすことで、プレイヤーをより没入感の世界へと連れだします。
そして、この体験は今後より洗練されていくことになると予想されます。
より現実に近い「フィードバック」を備えたデバイスの時代へ
ゲームはついに、「触覚」でもプレイヤーへのフィードバックを可能にしたわけです。
ですがそもそもとして、人の感覚は五感以上あると言われています。
例えば上記記事では「温度の感覚」、「空間で自分の体を認識する感覚」、「平衡感覚」の3つが紹介されています。
将来、こういった五感の他の感覚に訴えるコントローラーや、それに類するデバイスが登場するかもしれません。
ゲームという仮想世界は、更に人を魅了していくこととなるでしょう。
今後も、ゲームをはじめとしたエンタメ業界のテクノロジーの進化から目が離せませんね。
引き続き、ウォッチしていきたいと思います。