皆さん、こんばんは。
最近は時節柄もあり、ゆっくりと家で飲む時間が増えてきました。
定番となりつつある、僕の大好きなウイスキーを紹介するシリーズの4回目。
偶然の出会いからスコッチウイスキーにハマるきっかけとなった、ロイヤルサルート 21年を今日はご紹介したいと思います。
ロイヤルサルート 21年は、エリザベス2世の即位を記念して製造されたウイスキーです。
シングルモルトではなくブレンディッドですが、ブレンドなどが公表されていない、謎の多い神秘的なウイスキーの一つでもあります。
僕はまずそのボトルのビジュアルに惹かれました。
何と言ったらいいのでしょうか。
男性なら誰しも一度はロマンを描く、海賊のお宝を連想するようなイメージのボトル。
中から宝の地図が出てきそうです。
僕が最初に出会ったロイヤルサルートは、今思い返すと、その中でもさらに希少価値のあるものでした。
正規の輸入品ではなく、スコットランドの現地で販売されていたものを誰かが日本に持ち帰ってきたようで、裏のラベルまで全て英語で書かれていたのを思い出します。
おそらく日本ではほぼ出回っていないものだったのではないでしょうか。
まさに、「お宝」「秘蔵品」といった特別感がありました。
その後、色々なお店で探し回ったのですが、ゴールドのラベルのものが主流で、僕が出会ったシルバーのラベルのものはそれ以来見たことがありません。
僕はそれまでシングルモルトと呼ばれる一つの蒸留所で熟成されたウイスキーを好んで飲んでいました。
それに対して、ブレンディッドと呼ばれる2種類以上のモルトウイスキーと、グレーンウイスキーをブレンドしてつくられたブレンディッドウイスキー。
各社が駆使してブレンドの配合を競い、オリジナルの味をつくるので、非常にバランスが良く、初心者でも飲みやすいウイスキーが多いのが特徴です。
ロイヤルサルートの香りは、まったりと上品で余裕を感じさせます。
味は、スコットランド民族の気品と王族の気高さを印象付けるような、何とも表現しがたいですが征服感のある味。
これが僕の拙い表現で言う、海賊感につながるのかもしれません。
渋くて格好良く、歴史を感じるダンディさの一方で、何か新しい予感と明日が特別な一日になりそうなわくわくしたフレッシュさを併せ持つ、不思議な魅力に、ついつい手が進んでしまう魅惑のウイスキーです。
皆さんもぜひ秋の夜長のお供に、ロイヤルサルート 21年にトライしてみてください。
男のロマンに浸れますよ。