【考察】5Gはエンタメに何をもたらす?

こんにちは。
だいじんです。

「5G」という言葉が世間で知られるようになってしばらく経ちました。
au、ドコモ、ソフトバンク等携帯各社が、5G搭載スマホの宣伝合戦に躍起になっている中、
イマイチよく理解できていな人もいらっしゃるかと思います。

今回は、そんな
「5G」とは何なのか。
「5G」によって、世の中のエンタメはどう変化していくのか。
その2点について、僕の考察を交えながらお話をさせていただきます。

まず、「5G」について、簡単にご説明させていただきます。

「5G」とは正式な名前を
第5世代移動通信システム
といいます。
今普及している通信システム「4G」の次世代の通信システムのことを指します。

 

この「5G」には
「高速大容量」
「高信頼・低遅延通信」
「多数同時接続」
という3つの特徴があり、従来の4Gの通信システムに比べて、圧倒的に高水準の通信技術です。

これにより、次世代の通信インフラとしてあらゆる産業に技術革新を起こし得ると言われています。

では、この「5G」を使うことで、エンタメにどんな影響が及ぼされるのか。

それについて、僕が大好きなゲーム監督である小島秀夫監督が、素晴らしい記事を書いてらっしゃいますのでご紹介します。

 

5G時代の“新ゲーム”、「メタルギア」の小島氏が大予言

business.nikkei.com

 

この記事の中で、小島監督は、5Gが普及し、ゲームそのもののストリーミングが進めば「ゲームと映画やドキュメンタリーなどの映像コンテンツが、同じ土俵に乗るようになる」という話をされています。

 

これはつまり『映画とゲームの垣根がなくなる』ということです。
ゲームとはインタラクティブなエンタメです。
プレイヤー(視聴者)がコントローラーを通して行う動作を受けて、ゲーム上に変化をもたらすことができる。

一方、映画は非インタラクティブなエンタメです。
視聴者は、配信される完成された動画を見ることで楽しみます。そこに視聴者の操作をストーリーに反映させる仕組みはありません。

この両者の垣根が消えることで『視聴者の行動がストーリーの影響を与える映画』を作ることが可能になるのです。
現に、今話題となっているNetflixで、視聴者が主人公の行動を要所で選択することで物語が進んでいく、という映画が公開されており、この記事の中でも紹介されています。

この様に、5Gの普及によって、今までにないエンタメの進化が進むと、小島監督はこの記事内で話されています。


それではここからは、僕の個人的な考察です。
小島監督のおっしゃる通り、5Gの普及によって間違いなく、エンタメの進化は進み、ゲームと映画の垣根は消えていくでしょう。
しかし、今革新的技術というのは5Gだけではありません。


いわゆるディープラーニングと呼ばれる機械化学習(AI)
VRバーチャルリアリティ
コンピュータの演算能力の更なる進化


このように、複数の革新的技術が台頭してきています。

こういった複数の技術を組み合わせることで、僕は『一視聴者がその世界に入り込むことのできる映画』が生まれるのでは、と思っています。

想像してみてください。
VRゴーグルをつけると、そこはニューヨークのメインストリート。
突然目の前の道路でカーチェイスが繰り広げられ、あなたはそこから逃げることも、望んで巻き込まれることもできる。
そして、あなたの行動が、その中の物語に大きな影響を与えることとなる・・・。

 

VRによる映像への没入感。
5G通信による視聴者が起こす行動の即時フィードバック。
そのフィードバックを受けて、AIが次のストーリーを瞬時に自動生成していく。

 

革新的技術が組合わさることで、このような新しい「体験」が、そう遠くない未来に作り出されるのでないだろうかと、最近夢想する毎日です(笑)

 

数十年前は、誰も想像していなかった未来が、今僕らのすぐそばまで来ています。

しかしその現実的な未来は、最初は誰かの、途方も無い夢想家の夢だったのです。

願わくば、そんな途方も無い夢想家として歴史に名を刻みたい。

そんなことを思いながら、今日も全力で楽しみながら、仕事に励んでいきます。