【SDGs】食糧問題を解決するかもしれないテクノロジー3選

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こんにちは。

 

安川大仁(だいじん)です。

 

世界中で「SDGsエスディージーズ)*1」が叫ばれるようになって久しいです。

企業が積極的にSDGsを意識した取り組みを行うことで、一般の方へ認識もかなり広まってきたのでないかと思います。

 

そんな「SDGs」の中の一つに「飢餓をゼロに」という目標があります。

僕らはあまり実感することはありませんが、世界にはまだ飢餓で命を落とす人が数多くいます。

 

これを、最新技術で解決しよう、という取り組みが、今世界中でなされています。

そんな革新的なテクノロジーや取り組みの中で興味深いと感じた3つをご紹介します。

 

 

3Dプリンタを使って廃棄食品を再利用して作る、幾何学模様クッキー

 

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上記の記事で紹介しているのは、3Dプリンタを使って廃棄食品で新たに食べ物を作ってしまおう、というプロジェクト。

 

パンや乳製品、フルーツや野菜などで古くなってしまったものを、ペースト状にして3Dプリンタできれいな幾何学模様に印刷、それをオーブンで焼くことでおしゃれなクッキーを作ることができます。

 

乾燥させて水分をなくすことでバクテリアの活動が弱まるため、食中毒などの心配なく食べることができ、長期保存にも向いています。

 

廃棄食品を利用する、というアイデアが素敵ですね。

3Dプリンタの普及により、かなり現実味が出てくるプロジェクトです。

 

 

昆虫が材料のプロテインパウダー

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次に紹介するものは、虫が苦手な方にはややショックが大きいかもしれません。

上記記事で紹介しているのは、イスラエルに本社を構えるHargol FoodTech社(ハーゴル・フードテック)が開発した、バッタを粉末状にしたプロテインパウダーです。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、昆虫というのは実はかなり栄養価が高いと言われています。

ですが、その見た目から世界でも食用とされることは少なかったのですが、近年の加工技術の進化により、昆虫とはわからない形で加工された食品が流通され始めています。

 

人が食用としている生物に比べて圧倒的に個体数が多いため、昆虫の加工技術は今後の人の食糧事情を解決しうる可能性を秘めています。

 

 

空気から肉を作る?「エアー・プロテインAir Protein)」

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最後に紹介するのは、空気から代替肉を作るという夢の技術、「エアー・プロテインAir Protein)」です。

空気中のCO2を水やミネラルと組み合わせ、再生可能エネルギーと菌を用いることでタンパク質を作り出す、とのこと。

 

この方法で作られた代替肉に必要な土地と水は、従来の肉の製造プロセスに比べて1000分の1のみで済みます。

 

製造時間の短縮にもなり、コストも安く、なにより環境にも優しい。

 

まさしく夢の技術です。

 

まだ開発されたばかりの技術とのことで、実用化は先になりそうですが、世界の食糧事情をひっくり返す可能性を秘めています。

 

 

以上、食糧問題を解決するかもしれないテクノロジー3選の紹介でした。

こうして様々なテクノロジーを調べていくと、本当に飢餓ゼロの世界がもうすぐ来るのではないか、と思ってしまいます。

 

もちろん、発展途上国などの資金がない国が、こうした新しい技術を簡単に享受できるわけではないでしょう。

 

機器のコストカットや、一定の条件の上で貸し出すなど、具体的な施策は必要になります。

 

僕自身、こうしたテクノロジーを享受するだけでなく、作り出す側として世界に貢献していきます。

 

そのために、自分の事業拡大に励みます。

 

 

 

*1:「Sustainable Development Goals」のことで、訳すと「持続可能な開発目標」となり、「2030年までに達成すべき17の目標」を指す。2015年9月の国連サミットで定められた、よりよい世界を目指すための国際社会共通の目標/ゴールのこと。