【最新のビジネスモデル】サブスクとは何なのか?
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
ここ数年の間で、少しずつ新しいビジネスモデルが登場してきました。
人々が持っているものを共有する「シェアリングエコノミー」や、基本的なサービスを無料で提供する「フリーミアム」などです。
そんな中で、今飛躍的に伸びている企業がこぞって採用しているビジネスモデルがあります。
それは「サブスクリプション方式」です。
おそらく名前は聞いたことがある、という方も多いでしょう。
今日は、その「サブスクリプション方式」に関して簡単に解説していきたいと思います。
サブスクリプション方式とは?
サブスクリプション方式とは、簡単にいうと、「一定期間特定の商品やサービスを利用するための使用料をユーザーが支払うサービス」です。
有名なところでいうと、AmazonプライムやNetflixなどがわかりやすい例ですね。
ほとんどのサービスが、月単位、年単位で料金の支払いが発生し、その額自体が比較的安価なものが多いのが特徴です。
これだけ聞くと、既存の定額サービスと何が違うのだろう?と思う方も多いと思います。
システムだけ見ると、サブスクリプション方式と既存の定額モデルは違いは無いように思いますが、実は明確な違いがあるのです。
次の章でその違いについて解説します。
定額制とは何が違う?
サブスクリプション方式と定額制は一体何が違うのか?
それは「顧客満足度を意識しているかどうか」という点です。
既存のサブスクリプション方式のサービスを見てみるとわかりやすいでしょう。
たとえばAmazonプライム。
最初、Amazonプライムは、配達料無料、というサービスのみでした。
それが、「Prime Videoチャンネル」や「Prime Music」といった、新たなサービスが追加され、顧客満足度を高めていきました。
ユーザーが一体どんなサービスを求めているのか?
サブスクリプション方式では、ユーザーの利用データを収集し分析して、ユーザーが求めるサービスの追加や改善を行っていくのです。
一方、定額サービスは、ただ定額で料金が発生している、というだけであり、顧客満足度の向上という視点はありません。
これが、サブスクリプション方式と定額制の大きな違いです。
サブスクリプション方式は、現代人のニーズに沿ったビジネスモデル
今話題の「Netflix」もこのサブスクリプション方式を採用し、飛躍的に業績を伸ばしています。
何故ここまで、伸びているのでしょう?
それは、サブスクリプション方式が「顧客に体験を提供する」という点に特化しているからです。
昨今、「ミニマリスト」が流行っています。
この定義は「持ち物を極力所有せず、必要最低限のもので暮らす人」のことです。
インフラの充実や、通信技術の発達により、自分がものを所有しなくても、様々なサービスを享受できるということに人々が気づいてしまった。
そうなった時に、人が価値を感じるようになったのが「体験」です。
思えば、テレビも、「番組やドラマを見るという体験」を味わうために買います。
モノとは、それを使って体験を味わう道具に過ぎません。
そういった体験を、モノを買わずとも、比較的安価で味わうことができるサブスクリプション方式は、まさに今の現代人に即したビジネスモデルと言えます。
アメリカでサブスクション方式のサービスはかなり増えており、日本にもその波が2~3年のうちに来るでしょう。
どんなサービスが登場するのか、今からわくわくしますね。