人が荷物を運ばない未来へ。「荷物運びロボット」3点紹介

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こんにちは。

 

安川大仁(だいじん)です。

 

ロボットと聞くと、一昔前はSFの中の架空のものを想像していましたが、今は日常生活の中でもよく聞く単語になりましたね。

 

よく聞くものでいえば、工場で稼働する工業用ロボットだったり、家庭の中で動くものであれば「ルンバ」などのお掃除ロボットもそうです。

 

そんなロボットですが、ここ最近は持ち主の代わりに荷物を運んでくれる「荷物運びロボット」の発展が目覚ましいです。

 

今日は、そんな荷物運びロボットの中で個人的に気になったものを3つご紹介します。

 

 

 

人も荷物も同時に運べる物流ロボットCarriRo Ride(キャリロライド)

www.zmp.co.jp

 

一つ目は、株式会社ZMPが開発する物流ロボットであるCarriRo Ride(キャリロライド)です。

 

このロボットは、主に工場内での運用を想定して作られたロボットです。

 

大きな特徴は、人が乗り込んで荷物を運ぶ、という点です。

 

移動は基本的に搭乗者が操縦する前提で、人と荷物それぞれ100kgまでの積載が可能です。

 

加えて、「カルガモ(追従)モード」を活用することで、他のCarriRo Rideを追従させるが可能です。

これにより一度に複数台の荷物の運搬が可能になるという優れものです。

 

自動で宅配してくれる宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」

www.zmp.co.jp

 

二つ目は、同じく株式会社ZMPが開発する宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」です。

 

このDeliRoは、今までなら運送会社がしていた宅配を自動でしてくれるロボットです。

 

カメラやレーザセンサで周囲環境を360度認識することが可能で、最大時速6kmで走行します。

 

最大積載量は50kgあり、Amazonなどで注文できる商品ならばほぼ積載が可能です。

 

またこのロボットの一番の特徴は、目と音声によって利用者や周囲の人とコミュニケーションが取れる点です。

 

加えて、配達中のロボットの場所や周囲の様子を知るための遠隔監視システムと、ブロックチェーン技術を採用した配達記録システムを搭載しており、配達サービスの信頼性、透明性向上を図っている、とのことです。

 

可愛い見た目で持ち主についてくる荷物運びロボット「ジータ」

robonews.net

 

三つ目に紹介するのは、イタリアのバイクメーカー「ペスバ」を傘下に従える、同じくイタリアの有名企業「ピアッジオ」が開発した「ジータ」です。

 

どことなく愛くるしい見た目は、スター・ウォーズの「R2-D2」を彷彿とさせます。

 

このロボットの一番の特徴は、持ち主の後ろをついて回る自動走行機能にあります。

持ち主を自動で追尾し、走行しながら自分の位置データと周囲の3Dデータを収集することで、来た道を自動で戻ってくれるという機能があります。

 

購入した物をジータに入れれば、そのまま家まで自動に帰ってくれる、というわけです。

 

これなら買い物をしすぎた日も安心ですね。

積載量は今までのロボットの中で一番低い18kgですが、最高時速は35.4km/hと、中々速いです。

これであれば、持ち主が原付きバイクで移動した場合も追従してくれそうですね。

 

 

以上、個人的に気になる「荷物運びロボット」3点でした。

こうやって機能別に作られているロボットですが、荷物運びもできてペットでもある、複数の機能を併せ持つロボットが将来出てくるのでは、と個人的に考えています。

 

ロボットのさらなる進化に期待です。