こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
数年前に急遽登場し、またたく間に一般の人も購入することができるようになったドローン。
Amazonなどで気軽に購入できるほど安価になりましたが、日本の有名な会社が作っているものはまだあまり見かけません。
世界のドローンシェアランキングでも、中国、アメリカ、フランスがほとんど席巻している状態です。
そんな中、日本でほとんど誰でも知っている、あの大手メーカーであるSONYが本格的なドローン開発に乗り出しました。
今日は、そのSONYが開発したプロ仕様の本格ドローンを紹介します。
フルサイズミラーレス一眼カメラ搭載の撮影用ドローン「Airpeak」
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上記リンク先で紹介されているのが、SONYが開発した「Airpeak(エアーピーク)」という機体です。
この「Airpeak」の最大の特徴は、「フルサイズのミラーレス一眼カメラを搭載できる」という点です。
数あるドローンの多くが、カメラ一体型のものばかりです。
上の画像のようなタイプですね。
その理由は、そもそもドローン自体の揚力はそこまで強くないものが多く、重い一眼レフカメラを搭載することが困難なためです。
一方、この「Airpeak」は、SONY独自でモーターやプロペラ部分を製作しており、強い揚力を実現しています。
ちなみに、この「Airpeak」に搭載できるのは、SONY製の「αシリーズ」カメラです。
上記リンク先の公式サイトで見られる映像では、SONYの「デジタル一眼カメラ α7 III」を搭載しながら飛行している様が撮影されていますが、このカメラ部分は諸々のモジュールを含めて2kgもあるとのこと。
それだけの重量を、自動車ときれいに並走する様は中々圧巻です。
かなりの空中姿勢制御能力がありそうです。
コントローラー操作だけでなく、完全自立飛行化も?
かなりの飛行能力を持つ「Airpeak」ですが、現状操作はコントローラーでの操作のみです。
ですが、将来的には完全自立飛行も視野に入れて開発しているのだとか。
ドローンのコントローラー操作は、実はかなりの習熟を必要とするのが現状です。
完全自立飛行が実現すれば、一般の方でも、簡単な指示をドローン側に送ることで、上空の美しい景色を撮影することができるでしょう。
今後はSONYがロボティクスを牽引する?
この「Airpeak」と同時に、SONYは「VISION-S」という自動運転車も発表しています。
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ドローンと自動運転車。
分野は違えど、この両者に共通するのは「AIロボティクス」の技術です。
SONYはこの「AIロボティクス」の技術開発にかなり力を入れており、他にもこうした技術を使った未発表の製品がいくつかあるとのことです。
スマートフォンなどのテクノロジーにおいて、海外から一歩遅れている日本ですが、こうして日本を代表する企業から新しいテクノロジーの製品が次々と発表されることは嬉しい限りです。
今後SONYがこうした「AIテクノロジー」において世界で台頭してくる日も近いかもしれませんね。
そんなSONYの「AIテクノロジー」の第一歩と言える「Airpeak」。
是非、機体が広大な大地を滑空する様を見てみてください。
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