【未来の教育】VRによる授業は、Zoomのオンライン授業に対抗し得るのか?

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こんにちは。

 

安川大仁(だいじん)です。

 

コロナウイルスの流行によって、多くのイベントやお店が「非接触型化」しています。


教育の場でも例にもれず、今ほとんどの日本の大学はZoom(ズーム)によるオンライン授業が定着しています。

 

お手軽になったのは良いことかもしれませんが、その分登壇する先生との生のコミュニケーションや、授業に参加しているという臨場感は薄れます。

 

そんなオンライン授業に、VRを取り入れた、というニュースを発見しましたので、今日はその事例の一つと、今後のVRを取り入れた授業の将来性について話していきたいと思います。

 

 

 

アメリカの大学がVR授業を導入

www.moguravr.com

上記リンク先で紹介されているのは、アメリカの「モアハウス大学」でVRを活用した授業の開講が発表された、という記事です。

 

この「モアハウス大学」は、バーチャル教室プラットフォームである「Engage(エンゲージ)」内にキャンパスを保有しており、その仮想世界のキャンパスにてリモート講義を行っていくとのことです。

 

大学がバーチャル教室上にキャンパスを保有している、というのがまず先進的ですね。

 

このVR授業ですが、VRならではの利点を最大限活用した内容のようです。

 

 

VRだからこそできる、臨場感のある講義

 この「モアハウス大学」のVR講義では、まず2021年春から生物学と歴史学の2つに関する講義が行われる予定です。

 

興味深いのは「人間の心臓に入る」、「歴史的な戦場を体験する」、「実物大の太陽系のモデルに突入する」といった体験が可能になるということです。

 

VRであることを最大限利用した素晴らしい講義です。

例えば、人間の臓器に関する講義であれば、バーチャル空間で再現された臓器を目の前に講義を受けることができるのですから、忘れがたい内容となりそうです。

 

VRがより普及すれば、従来のリモート授業とVR授業は共存しうるかもしれない

このように、「モアハウス大学」のVR講義は、VRであることを最大限活かした内容です。

従来のビデオアプリを使ったリモート講義とはまた違うメリットを持っています。

 

今後は、VRの普及によってそういった従来のリモート授業の形式が淘汰されるかと言えば、そうではないと僕は思います。

 

VR講義は、その没入感の高さとは裏腹に、わざわざゴーグルを用意しなければいけないことや、アナログなメモなどを取ることが難しいというデメリットがあります。

 

手軽に講義できる、という従来のリモート講義と、それぞれ用途別に使われ続けるのではないかと思います。

 

従来のビデオアプリのリモート会議も、まだまだ改善の余地があります。

より使い勝手の良いアプリが開発されるかもしれません。

 

技術によって、日本の教育の現場が刷新され、教育レベル自体が底上げされるようになれば、日本はもっと面白い国になりますね。

 

IT分野に関わる経営者の一人として、わくわくする未来を作るために尽力していきます。