大人気イケア、Robloxで採用開始!バーチャル空間での新たな挑戦

こんにちは、安川大仁です。

つい先日、『Apple Vision Pro』に関する記事を書かせていただきましたが、最近はVR界隈のニュースもさかんに報道されていますね。

そんな中で、企業のVR活用事例として面白い内容の記事を見つけましたので、本日紹介させていただきます。

 

イケアがバーチャル上の店舗で求人を募集

wired.jp

オランダに本社を置くスウェーデン発祥の企業家具メーカー「イケア(IKEA)」、が次世代の労働力を求めて、バーチャルの世界である「Roblox(ロブロックス)」に店舗を開設しました。

上記リンク先の記事では、そのバーチャル上の店舗の求人が出されたことを取り上げています。

 

これは従来の求人募集方法とは一線を画す取り組みです。

Roblox上のバーチャル店舗では、ユーザーがイケアのバーチャルワールドで様々な役割を体験できる仕組みになっています。

この新しい取り組みは、若い世代にアプローチし、彼らの興味を引くための戦略の一環として中々興味深いアイデアだと言えますね。

 

イケアの目的は、バーチャル店舗での売上ではなくイケアへの『熱狂』

このバーチャル店舗の主な目的は、直接的な売上ではありません。

イケアは、バーチャル店舗を通じてブランドに対する熱狂を醸成することを目指しているようです。

 

ユーザーがバーチャル空間でイケアの製品やサービスに触れることで、現実の店舗やオンラインショップへの関心を高める狙いがあります。

また、ゲーム内での体験を通じて、イケアのブランド価値や企業文化を深く理解してもらうことも期待されており、同社のこの取り組みが今後を見据えた長期的なアイデアであることがわかりますね。

 

今後、バーチャル上の店舗や会社を使った採用や、職業訓練が一般化する?

イケアのこの試みは、今後の採用や職業訓練の新たな潮流が生まれる可能性を示しています。

バーチャルリアリティやオンラインゲームを活用した職業体験は、従来の職業訓練インターンシップとは異なり、より柔軟でアクセスしやすい方法です。

特に若い世代にとって、ゲーム感覚で職業体験ができることは大きな魅力です。

 

こうした取り組みが一般化することで、企業と求職者の間の新しいコミュニケーション方法が生まれ、採用のあり方も大きく変わる可能性がありますね。

 

以上のように、イケアのRobloxを活用したバーチャル店舗での求人募集は、単なる採用活動にとどまらず、ブランド熱狂の醸成と新しい採用方法の模索という二つの大きな目的を持っています。

この取り組みが成功すれば、他の企業も同様の手法を採用する可能性が高く、今後の採用や職業訓練の在り方に大きな影響を与えるかもしれませんね。

 

今後もこういった、斬新なIT技術の活用事例があれば紹介させていただきます。