【働き方】フリーランスのSEに必要なたった3つのこと

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こんにちは。

 

安川大仁(だいじん)です。

 

ここ数年の、政府による働き方改革や、新型コロナウイルスの蔓延により、従来の働き方が大きく見直されています。

 

ITの分野ではその流れは顕著で、最近であれば僕の周りでも、独立してフリーランスになった、というSE(システムエンジニア)の友人はたくさんいます。

 

フリーランスのSEであれば、自分のエンジニアとしての実力を試すことができます。

実際、実力のあるエンジニアは、その技術力に比例して収入も上がりやすい傾向があります。

 

かくいう僕自身も、法人を設立し経営に携わる以前は、フリーランスのSEとして働いていました。

 

一昔前に比べると、かなり広まってきたこのフリーランスという働き方ですが、未だに一般化しているとは言い難いかと思います。

 

また、フリーランスになること自体はハードルがかなり高い、と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

ですが、僕自身の経験上、フリーランスとして独立するには、たった3つのことを実践するだけでいい、と思っています。

 

今日は、そんなフリーランスのSEになる上で、必要だと思っている3つのことについてご紹介していきます。

 

 

フリーランスのSEに必要なこと1つ目:3年のSEの実務経験

1つ目は、「3年のSEの実務経験」です。

 

前提として、フリーランスのSEは、「業務委託」というような、特定の会社(クライアント)と契約して依頼された業務をこなす形態の仕事が多数を占めます。

 

この場合、契約先との間を仲介してくれる会社を通して面接などを行い、契約するかどうかを決めることができます。

 

その際、職務経歴書を提出するのですが、その中で「約3年のSEの実務経験があるかどうか」を見られる可能性が大きいのです。

 

実際、僕自身会社員としてSEを3年以上経験することで、プログラミングの基礎や、開発業務の大まかな流れ、タスク管理の基本などを習得することができました。

 

そのため、フリーランスのSEを目指す方は、まず会社員のSEとしての実務を3年は経験する必要があるでしょう。

 

フリーランスのSEに必要なこと2つ目:コミュニケーション能力

次に僕が必要だと思うことは、「コミュニケーション能力」です。

SEなのにコミュニケーション能力?開発言語のスキルではないの?と思われる方も多いかもしれません。

 

もちろん、開発言語のスキルはある程度必要ですし、習得するに越したことはありません。

ですが、そういったスキルよりも真っ先に必要なのは、現場の人間と円滑にコミュニケーションを取る力です。

 

なぜそう言い切れるのか。

理由は2つあります。

 

まず1つ目は、「コミュニケーション能力は、どんな仕事においても必須な能力である」ということです。

当たり前のことかもしれませんが、だからこそ重要なことです。

 

例えば、SEの開発の現場では、1つのプログラムをチームで作成するシチュエーションがよくあります。

 

そんな時に、自らがチームに対して主体的なコミュニケーションを取ることで、周囲のコミュニケーションの頻度と質が向上します。

 

それにより、顧客の要望に沿った、品質の高い成果物が出来上がります。

品質だけでなく、進捗状況を密に共有し合うことでスケジュールの遅延も防ぐことができます。

 

その結果、「この人に仕事を任せておけば大丈夫だろう」と顧客から評価され、より多くの仕事をとっていけるようになります。

 

理由2つ目は、「コミュニケーション能力が高いと周りのSEと差別化できる」ということです。

 

前述の通り、開発スキルももちろん必要ですが、そのスキルは普通にSEとして経験をつんでいけば習得していけるものですから、他の人との差別化がしにくいのです。

 

また、僕はスキルは掛け算だと思っています。

 

SEの場合、開発言語のスキルがある人は一定の割合でいます。

そこに、コミュニケーション能力がある、会計知識があるなど掛け算となるスキルがあるとエンジニアとして貴重な存在となってきます。

 

お客様との打ち合わせ、要件定義、プレゼン、仕事を進める上での意思決定の場面など。 

コミュニケーション能力を発揮できる場面はたくさんあります。

 

実際、僕の友人でも、開発に関するスキルは人並みでも、コミュニケーション能力の高さを生かして活躍しているフリーランスのSEは数多くいます。

 

以上の理由から、コミュニケーション能力は大事な能力の1つとして欠かせないと考えています。

 

フリーランスのSEに必要なこと3つ目:ほんの少しの勇気

最後にご紹介する必要なこと、それはほんの少しの勇気です。

ふざけているわけではなく、真面目な話です。

 

僕が昔フリーランスとして働いていた現場で、「この人がいなくなればこの現場は破綻する」と言われるくらい仕事のできる方がいました。

 

その方は会社員のSEとして働いていたのですが、コミュニケーション能力も高く、一緒に働くチームメンバーの心のケアもできる愛情深い、マメな方でした。

 

ですが、その方と会話していた際に、僕自身がフリーランスであることを知ると、「フリーランスいいですね。僕も独立したいとは思っていたのですが、その勇気が出なくてずっと会社員として働いています。」と話されていました。

 

「こんなに優秀な人でも、独立する勇気が出ないものなのか。」

とその当時の僕は驚きました。

 

もちろん、フリーランスだからいい、会社員だからダメ、などということはありません。

それぞれ、個人が選ぶことのできる働き方の選択肢の1つです。

 

ですが、どれだけ能力が高くても、ほんの少しの勇気がなければ、自分の望む選択肢を選べない、そういう事実を知り、ショックを受けました。

 

その経験から、僕はフリーランスになる上で大事なことの3つ目は、ほんの少しの勇気である、と考えるようになりました。

 

 

まずはフリーランスとしての働き方はどんなものなのかを知る。

次にフリーランスとして自分はどれぐらいの市場価値があるのかフリーランスのエージェント会社に登録してみるなど小さいステップから始めることをお勧めします。

 

このほんの少し勇気の重要性は、フリーランスになるだけではなく、転職をすること、経営をすることなど、人生の転機において常に大事な要素です。

 

以上、フリーランスのSEに必要な3つのことの紹介でした。

 

自分の人生を一歩前進させたい。

そんな方には、ぜひおさえていただきたいです。