【仮想現実】MRは第2の技術革新となるか?
こんにちは。
安川大仁(だいじん)です。
最近何かと話題になっているニュースの一つに、アップル社がMRゴーグルを発表するのでは、というものがあります。
上記ニュースサイトでも紹介されている通り、アップルがMRヘッドセットを開発中なのでは、と複数のメディアで報道されています。
このニュースを見た時に、多くの方は「MRってなんだ?」と思われたのではないでしょうか。
かくいう僕がまさにその人でした。
気になって「MR」について調べるうちに、これはかなりすごい技術だと気づきました。
今日は、そんな「MR」についての簡単な解説と、現在MRの技術を使って実用化されている製品をご紹介していきます。
「MR」とは一体何なのか?
そもそもの話、「MR」とは一体何なのでしょう?
MRとは「Mixed Reality」の略であり、日本語に訳すと「複合現実」となります。
とても簡単に説明するのであれば「ARの発展したもの」とところでしょうか。
ARといえば、今は生活にも馴染んできている技術です。
この技術は、スマホのカメラなどを使って、目の前に映し出している映像の中に何らかの物体を表示させるというものです。
以前ブログの中でも、ARについてご紹介させていただきました。
この記事で紹介されているもの以外でいうと、自撮りアプリとして有名な「SNOW(スノー)」もARの技術を使っています。
このARに更に、「映像の中の物体を実際に手で持ち、動かすことができる」技術がMRです。
この説明だけではまだよくわからないかもしれません。
そこで、このMRが活用されている製品をご紹介し、MRとはどんなものなのかを知っていただきたいと思います。
MRを本格的に体験できる未来のゴーグル「HoloLens 2」
上記のサイトは、これからご紹介する「HoloLens 2(ホロレンズ2)」の公式サイトです。
この「HoloLens 2」は、米マイクロソフトが開発したMR用デバイスです。
前作「HoloLens」から大幅な改良を加えられた本デバイスを装着することで、本格的なMRを体験することができます。
上記動画で、このHoloLens 2の簡単な説明をしています。
動画を観ていただけるとわかりますが、このHoloLens 2では、ゴーグルを通してデータ上に存在する、実在しない物体を実際に手に持ち、動かしたり落としたりすることが可能です。
これは、ゴーグルに表示されたものに伸ばした手を、ゴーグルに搭載されているカメラが検知し、その手の動きに連動して物体の位置情報を変更する、という高度な処理のおかげで実現しています。
これほどの技術が、すでに2019年には製品の形で実現していることが素晴らしいです。
これが一般普及すれば、例えば教育の場では、数学の授業で実際に図形を動かしたりして学ぶことができるようになりますね。
更に娯楽の分野であれば、リアルに現実の世界で様々なモンスターやアイテムを表示させ、剣を手に持ち冒険に繰り出すことも可能になります。
まさに、アニメのソードアートオンラインや、電脳コイルの世界を実現することができます。
転用できるジャンルは更に多岐に渡るでしょう。
スマートフォン登場以来の大きな変化になるかもしれませんね。
アップルからもこのMRを使ったゴーグルが登場すれば、MRの技術は競争の中で更に磨かれていくでしょう。
今後のこの分野の発展が楽しみですね。